現代はカメラや録音機材といったテクノロジーの進歩により、誰もが気軽に映像制作に取り組むことのできる時代になりました。その結果、数多くのドキュメンタリー映画が制作されるようになり、多くの秀作が生まれてきました。
今年から新たなカテゴリーとして設置された「ドキュメンタリー部門」では、
4本のドキュメンタリー作品を紹介します。
東日本大震災の被災地の記録をつづった作品や、
酸素ボンベなしでエベレスト登頂を目指す登山家・栗城史多に迫る作品など幅広いテーマの作品が揃いました。
人々に改めて色々なことを考えさせてくれる奥深きドキュメンタリー上映に足を運んでください。
監督 | スチュウ・リービー |
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出演者 | 黒澤司 阿部寛行 伊藤秀樹 遠藤学 | 詩の朗読 | 鈴木京香 |
東日本大震災で被災した人々が懸命に生きる姿を”真のヒーロー”として描くドキュメンタリー。
日本の再建は続く〜世界はこのストーリーを決して忘れてはならない。
監督 | 白岩久弥 |
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出演者 | 吉本芸人 |
東日本大震災という未曾有の大災害を前に、笑いを届ける会社として吉本興業が行っている支援活動「よしもとあおぞら花月」。
芸人が被災地に赴き笑いを届ける・・・その活動の中、芸人達につきまとう葛藤。実際の被災者達との触れ合い。さらにこの活動の意味を問う追取材。
笑いに何ができるのか問い続けた芸人達の記録ドキュメンタリー。
監督 | 梅崎陽 |
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出演者 | 栗城史多 |
ナレーション | 中越典子 |
世界最高峰エベレスト。8848Mの頂に単独で酸素ボンベを使わずに登り、登頂の瞬間をインターネットで生中継する!!…世界初となる夢の実現を目指し、挑戦を続ける登山家:栗城史多(くりき のぶかず)の武器はデジカメ。栗城は酸素ボンベの代わりにアンテナと送信機を背負い、あえて登山隊の少ない秋に、独り巨大クレバスを越え、雪崩が頻発する斜面に挑む…標高7500M以上は「デスゾーン」と呼ばれ、酸素濃度は地上の3分の1。
栗城は生と死の狭間であがく姿をデジカメで「自分撮り」し、頂上からの映像を全世界へネット生中継するため、命を賭ける…元ニートで引きこもり。社会に馴染めなかった青年がたったひとつ自分の声を「世の中に響かせる」道を見つけた。
「世界中の人々と冒険を共有したい」という栗城…圧倒的なスケールで描く本格ネイチャー・ドキュメンタリー。
監督 | 島守央子 |
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出演者 | 島守康友 ダイマルのみなさま ディメールのみなさま 丸竹のみなさま |
2011年3月11日。私は今までに体感したことのない揺れを感じた。
生きていることを実感したあと、目の前には津波に飲み込まれた父の会社があった。
現実を受け入れることができなかった私の前には、現実に立ち向かう父がいた。
忘れてはならない「アタリマエ」なこと。
父がもう一度、教えてくれた。